個人で抱えている課題の多くは、地域で抱えている課題にも直結しています。
この課題に対し、ひとりひとりのマンパワーを集結し(市民・NPO)、行政や企業等とともに、最大限にその力を活かしていくことが必要です。
宅老事業は、色々な制度の枠を超え、地域の皆さんの小さなニーズを拾い上げ、抱えている問題や課題を一緒に考えながら、柔軟に、多角的にサポートしていくための自主事業です。
また、地方では少子高齢化や若者の人流出が進むにつれ、地域の活力がどんどん失われてつつあります。しかし、地域包括ケアの構築に向けて、地域のマンパワーこれまで以上に必要なものとなっており、まったなしの状況に追い込まれています。
今、10年、20年かけてようやく介護のイメージ・質が変わってきたように、やはり、10年、20年後の社会を見据えて、日々、地道に足場を固めていかなければならないのではと思います。
では、その中で今必要なことは何か?
それは、これまで以上に元気な高齢者(地域を支えるマンパワー)をつくることと、次世代の介護を担う若者への認知症啓発 なのではないかと思います。
そのため、「さくらんぼくらぶ」では地域支援事業として、ボランティア育成(地域を支えるマンパワー)に取り組むべく、健康増進活動(遊びリティ:体操教室等)や市民活動に気軽に参加できる機会や市民交流が活発となるような楽しく学べる場づくり を行っております。また、認知症についての啓発活動においては、介護事業所という枠を超え、同じ思いの仲間たちとともに紙芝居を使用した啓発活動や認知症カフェ等を積極的に行い、”地域で誰もが安心して暮らしていくための環境づくり” と ”次世代の介護を担う若者(学生)への啓発” に向け取り組んでいきます。
(これらは、当団体の主旨にご賛同頂いている方からのご寄付及び会員皆様によって支えられています)。